足ることを知る

こちらは『桜せんべい』です。
石川県加賀市のお土産です。
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ゴールデンウイーク後半戦、家で過ごしました。
エンジェルくんが「お家」がわかってくれて、
大騒ぎすることなく、のんびり家に居られるのは
本当に助かっています。
外に出ることが大好きなので、前は本当に大変でした。
随分楽になりました。
その分、親はかなり怠惰になりました。

今日はおやつに『桜せんべい(桜の葉入り)』を食べました。
岩手県宮古市にご親戚のいる、生徒さんからいただきました。
石川県は、ご両親が被災地に向かわれた際、
帰りに立ち寄られたそうです。
遠くのほうでかすかに香る程度なのかな
と思っていただきましたが、
とても濃厚な桜の香りが漂ってきました。
サクサク感も心地よく、
加賀の趣を感じるような、美味しいおせんべいでした。

2週に一度の間隔で、レッスンに伺っていますが、
震災後、最初のレッスンの時は、
父方の伯母様ご夫婦の行方がわからない…
とおっしゃっていて、
次のレッスンの時には、
家は流れてしまったけど、避難所にいた…
ということでした。

先に伯父様のほうが肺炎で入院をされ、
伯父様が治った頃に、
伯母様が肺炎にかかっていたそうで、
彼女のご両親が、そのお見舞いのために
被災地に向かっていたようです。
まだ新幹線が運転再開される前だったので、
車で被災地に向われたそうです。
しかし、向かわれる途中で、
岩手に行き着く前に、伯母様が亡くなられてしまった
という悲しいお知らせを伺いました。

彼女のお母様のお話によると、
今回の震災で亡くなられた方の1割近くが
そういった震災後の怪我や病気だそうです。
肺炎はとても多いそうで、
やはり寒さと、栄養不足がかなり要因になっているようです。
病院や薬も充実していないそうです。
折角、津波では助かったのに、本当に悔しい…と
お話して下さいました。
本当にやりきれない気持ちになりました。

車に、積める限りのものを積んで向かわれたそうです。
私の気持ちだけのお見舞いも、
届けていただいたそうです。
でもご親戚の皆さんはとても気丈で、
我々から見たら、何にもない状態なのに、
「何でもあるから大丈夫」とおっしゃっていたそうです。
これが“足ることを知る”ということなんでしょうか

人間は“欲”の尽きない生き物だと
常日頃から思っていますが、
今回の大震災を通じては、
人生や、幸せについて、大切なもの…
など生きて行くための原点を考える
きっかけを与えられている気がします。

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